今年も後期高齢者保険証が届く時期になってきました。
ただ、今年はいつもと違い、後期高齢者保険証の有効期限が令和4年9月30日までになっています!
え!
2ヶ月しか有効期限がない! なんで!?
調べてみると、これにはちゃんと理由がありました。
後期高齢者保険証が届く人には全員関係がある話なので、よくお読みください。
このページでは、
①なぜ後期高齢者保険証の有効期限が9月30日?
②1割負担の人は全員2割負担になるのか?
③2割負担になるのは、どんな人?
④2割負担になるのは、いつから?
⑤令和4年10月1日からの後期高齢者保険証はいつ届くのか?
⑥10月1日から届く後期高齢者保険証の色は、何色?
⑦7月、8月に3割負担の人はどうなる?
という疑問に答えています。
解説が必要ない人は、まとめを見てもらえれば、すぐに答えがわかります。
なぜ後期高齢者保険証の有効期限が9月30日?
後期高齢者保険の対象者は全員、現在送られてくる保険証の有効期限が9月30日になっています。
これは令和4年10月1日からの窓口2割負担の導入に伴う措置です。
対象者は全員です。
では現在1割負担の人は全員が、令和4年10月1日付で窓口支払いが2割負担になるのでしょうか?
後期高齢者保険で、1割負担の人は全員2割負担になるのか?
以下の表をご覧ください。
〜令和4年9月30日まで | 令和4年10月1日から〜 |
3割負担(現役並み所得者) | 3割負担(現役並み所得者) |
2割負担(一定以上所得のある方) | |
1割負担(一般所得者等) | 1割負担(一般所得者等) |
今までは、1割負担と3割負担の方しかいませんでしたが、現在1割負担の方の中で所得の多い方は2割負担になります。
では、所得の多いとはどれくらいの収入をいうのでしょうか? 目安はあるのでしょうか?
2割負担になるのは、どんな人?
負担 | 自己区分 | (令和3年1月から12月までの所得から算出) | 令和4年度住民税課税所得
3割 | 現役並み所得者 | 145万円以上の方がいる場合 | 同じ世帯の後期高齢者医療被保険者の中に
2割 | 一定以上所得のある方 | 以下の(1)(2)の両方に該当する場合 (1)同じ世帯の被保険者の中に課税所得が28万円以上145万円未満の方がいる (2)「年金収入※2」+「その他の合計所得金額※3」の合計額が ・被保険者が1人…200万円以上 ・被保険者が2人以上…合計320万円以上 |
1割 | 同じ世帯の被保険者全員の課税所得がいずれも28万円未満の場合または上記(1)に該当するが(2)には該当しない場合 |
正直、難しいですね。
2割になるかの判断は自治体が行ってくれるので、基本的には考えなくても大丈夫です。
2割になるかどうかも9月にならないとわからないようで、9月以降でないとどの自治体もあなたが2割に当たるかという質問には答えてくれないようです。
では、窓口負担が2割負担になるのは、正確にはいつからなのでしょうか?
2割負担になるのは、いつから?

2割負担の制度が始まるのは、令和4年10月1日からです。
なので、もし病院に行くことがあれば、出来るだけ9月中に済ませてしまう方が良いかと思います。
同じ医療を受けても、10月以降に受けるとお金を2倍払わないといけなくなります!
では、この新しい保険証はいつから届くようになるのでしょうか?
令和4年10月1日からの後期高齢者保険証はいつ届くのか?

9月初めから届きはじめ、9月末までには全員に届き終える予定です。
もし、9月末までに届かない場合は、担当の市役所に問い合わせてください。
おそらく再発行してくれます。
10月1日から届く後期高齢者保険証の色は、何色?
自治体ごとに保険証の色は違いますので、各自治体に問い合わせてください。
2022年7月時点でも既に色が決定している自治体もあり、HPで紹介していますので。
7月、8月に3割負担の人はどうなる?
3割負担の方はなにも変更がありません。
ただ、7月に新後期高齢者保険証が届き、9月にも新後期高齢者保険証が届きます。
中身が変わらないのなら、3割の人は保険証を新しくする意味がないと思うのですが、役所が決めたことなので覆りませんね。
【なぜ後期高齢者保険証の有効期限が9月30日?制度切り替えが原因?】まとめ
2割負担の制度が始まるので、有効期限が9月30日だったんですね。
2ヶ月しか使わない保険証はもったいないですし、管理する人も大変で、事務作業も倍に増えるのでどうして8月1日からしなかったのかが疑問ですね。
9月30日有効期限なのは間違いではありませんので、ご安心ください。
保険証はとても大切なものなので、無くさないように大事に保管しましょう!