「絶滅したヒト族のゲノムと人類の進化に関する発見」により、2022年12月10日にスバンテ・ペーボさんはノーベル生理学・医学賞を受賞します。
スバンテ・ペーボさんの人となりを知らない人が多いので、どう言った人でなぜノーベル賞を受賞したのかを簡単にわかるようにまとめました。
また、私生活についてもスバンテ・ペーボさんには、
○奥さんがいる?奥さんは誰?
○子供がいる?何人いる?子供は誰?
についてもお伝えします。
スバンテ・ペーボさんの妻は?
リンダ・ヴィジラントさんは、アメリカの霊長類学者および遺伝学者です。
著書は以下になります。「タイの森に住むチンパンジーたち」というタイトルの本です。
本書は、チンパンジーの生態、繁殖行動、道具の使用、文化、コミュニケーション、認知、保護などの重要な研究テーマを網羅し、タイ・チンパンジーがいかにアフリカのジャングル生活に適応し、暴力の少ない独自の協力関係を築き、定期的に養子を迎え、グループ間の複雑な文化の違いを生み出しているかを魅力的に説明しています。
amazon商品ページより
リンダ・ヴィジラントさんは2度結婚しています。
最初は遺伝学者の仲間と。
その後2008 年以降に、スバンテ・ペーボさんと結婚しています。
wiki調べですと、現在はドイツのライプツィヒに あるマックス プランク進化人類学研究所の霊長類の行動と進化の部門で働いているそうです。
スバンテ・ペーボさんの子供は?
リンダ・ヴィジラントさんとの子供は2人ですが、リンダ・ヴィジラントさんにはスバンテ・ペーボさんとの子供の他に、2人子供がおります。
なので、4人の子供がいることになります。
スバンテ・ペーボさんの生い立ちと学歴は?
スバンテ・ペーポさんのプロフィール
出身 | ストックホルム | |
母親 | カリン・ペーボ | エストニアの化学者 |
父親 | スネ・ベルグストロム | 生化学者であり、ノーベル生理学・医学賞を受賞 |
大学 | ウプサラ大学 | |
子供の頃の夢 | インディ・ジョーンズのようなミイラを発見したい |
スバンテ・ペーポさんの生い立ち
スバンテ・ペーボさんは、生まれも育ちもストックホルム。
彼の母親であるカリン・ペーボさんは化学者で、エストニア難民でした。
お母さんは後にノーベル賞を受賞したスネ・ベルグストロームという生化学者の研究室で働いていました。
スバンテ・ペーボさんは幼い頃から古いものに興味を持っていました。
彼は、倒れた木の周りに、先史時代のスウェーデン人が作った陶器の破片を見つけ、部屋を陶器の破片で埋めることもありました。
彼が 10 代の頃、母親に連れられてピラミッドを訪れ、彼は夢中になりました。
その後、彼はウプサラ大学に入学し、エジプト学者になることを計画していました。
「インディ・ジョーンズのようなミイラを発見したかった」と言っていたそうです。
しかし、その後父の影響で医学に、そして細胞生物学に転向しました。。
1980 年代初頭、スバンテ・ペーボさんは再びミイラの空想にふけり始めたとき、ウイルスに関する博士号の研究を行っていました。
少なくとも彼の知る限り、古代の死体から DNA を取得しようとした人は誰もいなかった。
もしこれが可能なら、歴史を研究する全く新しい方法が開かれるだろうと彼は思いついた。
1984 年に、彼はその結果を東ドイツの無名の雑誌に発表しました。
彼は、2000 年以上前に死んでミイラ化した子供の細胞から DNA を検出できたと書いています。
スバンテ・ペーボさんがミイラの DNA が答えられると考えた疑問の中には、何がファラオの王朝を変えたのか、そしてツタンカーメンの母親は誰だったのかということがありました。
スバンテ・ペーボさんのミイラ紙はNature の表紙記事になりました。
タイムズにも掲載され、彼の業績は「分子生物学を使用した最近の一連の業績の中で最も劇的なもの」と呼ばれています。以上は、このページを翻訳しています。
このページに彼の功績の大部分が事細かに書かれています。
これは妻のリンダ・ヴィジラントさんが語っていることなので、信憑性が高いです。
スバンテ・ペーポさんのwiki学歴
以下はWikipediaからの引用です。
スバンテ・ペーポさんがノーベル賞を受賞した理由
スバンテ・ペーポさんは世界で初めて「ミイラ」と「バイオテクノロジー」を組み合わせた人です。
ミイラは考古学、バイオテクノロジーは医学であり、考古学を習う人は医者ではないですし、医者が考古学の勉強をすることもほとんどありません。
スバンテ・ペーポさんはその両方に興味を持ち、勉強し、さらに組み合わせた人です。
その結果、以下のことがわかり、ノーベル賞の受賞に至りました。
3万~4万年前に絶滅した旧人「ネアンデルタール人」の骨から、生命の設計図であるDNAを抽出し、ゲノム(全遺伝情報)を解読することに成功した。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20221003-OYT1T50195/より
その結果、現代人のゲノムにネアンデルタール人の遺伝子が1~4%受け継がれていることが判明。
6万~7万年前にアフリカを出た現代人の祖先の集団が、ネアンデルタール人と共存・交雑していたとの見方が広まった。
ペーボ氏はまた、ロシアで発掘された骨が未知の旧人のものであることを解明し、「デニソワ人」と名づけた。
現代人の祖先はデニソワ人とも交雑していたとみられる。
旧人から受け継いだ遺伝子の中には、新型コロナウイルス感染症の重症化と関係しているものがあることも、突き止めた。
以上の文を要約すると、
今まで誰も知らなかった未知の人類「デニソワ人」の存在を発見し、
「デニソワ人」と絶滅していると思われていた「ネアンデルタール人」も私たちの祖先だと突き止めた
凄いですね。
新人類を見つけています!
インディジョーンズを超えた功績ですね!