大阪ガスの河野圭(かわのけい)選手が広島カープにドラフト指名されましたが、入団拒否の可能性があります。
一体なぜでしょうか？
その理由は、病気と彼の経歴にありました。
このページでは、河野圭(かわのけい)選手の
- どんな病気か？
- 再発する可能性がどれぐらいある？
- 河野圭(かわのけい)選手の経歴
についてお話しします。
読んでいただくと入団拒否騒動の真相が分かります。
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河野圭(かわのけい)の病気は、「扁桃周囲膿瘍」
河野圭(かわのけい)選手は、2022年都市対抗戦前から喉の調子が悪くなっており、熱が出て、１カ月くらい野球ができなくなりました。
原因は扁桃腫瘍ということですが、おそらく正確には「扁桃周囲膿瘍」という名前の病気になります。
扁桃腫瘍だとガンの可能性がありますので。
河野圭(かわのけい)選手は「扁桃周囲膿瘍」を、切開手術をして取っています。
この「扁桃周囲膿瘍」とはどんな病気なんでしょうか？
「扁桃周囲膿瘍」とは
扁桃周囲膿瘍とは、口蓋扁桃と呼ばれる喉の奥、両側にある部分が炎症を起こし、さらにひどくなると起きる病気です。
喉が痛くなる「扁桃炎」という病気は、よくご存じだと思います。この扁桃周囲膿瘍は、扁桃炎などが悪化し、扁桃の奥に膿が溜まっている状態です。
ちなみに、「膿瘍」とは膿が溜まっている状態を指します。
症状が進行すると首の深いところまで膿が溜まってしまったり（頸部膿瘍、咽後膿瘍）、胸部にまで膿が溜まってしまったり（縦隔膿瘍、膿胸）、最悪の場合、死に至ってしまうこともあります。20-30代の大人に多く、子供には珍しいと言われています。
「扁桃周囲膿瘍」の症状は？
○左右差のあるのどの激しい痛み
○38℃以上の高熱
○ものを飲み込む時の激しい痛み
○耳が痛い
○食事摂取困難
○首のリンパ節のはれ
などがあります。
最初は喉の一部にしか炎症が見られませんが、徐々に広がります。
扁桃炎と違い、片方に痛みが集中する（炎症が偏る）ことが特徴です。
診察をすると、「こもった声」と「喉の異常な腫れ」でわかる病気です。
「扁桃周囲膿瘍」の原因は？
原因は、様々なウイルスや細菌です。
ウイルスであればインフルエンザウイルスなど、細菌であれば黄色ブドウ球菌（食中毒の元になる菌）が原因となることが多いです。
「扁桃周囲膿瘍」
基本的には抗菌薬の投与を行います。
扁桃周囲膿瘍がある場合には、膿を排出する為に膿瘍を針で刺すあるいは局所麻酔下に切開を行います。
河野圭(かわのけい)選手はこのパターンですね。
1週間ほど入院加療も必要なので、おそらく入院していると思います。
手術は、膿の溜まった部分を針で突いたり切ったりし、膿をきれいに排出させることで治療します。
腫脹が強い場合にはステロイドの投与を行い、炎症を抑える場合があります。
「扁桃周囲膿瘍」の再発率は？
1～2ヶ月以内に再発することがあり、その後も風邪を引くたびに扁桃炎を起こして重症化することも多く、十分な注意が必要です。
1年ほど再発しないと大丈夫ですが、その間に型にもよりますが平均して40%ほどの再発率があります。
かなり高い再発率なので、注意が必要ですね。
河野圭(かわのけい)の入団拒否の原因は、病気？
河野圭(かわのけい)の入団拒否の原因は、経歴？
河野圭(かわのけい)の野球経歴
ここでは、 河野圭(かわのけい)選手の野球経歴についてお伝えします。
小学校時代
神野小3年から神野スターズで、ソフトボールを始める。
その後引っ越しがあるが、ずっと神野スターズに通い、4番捕手でい続ける。
中学校時代
ソフトボールから硬式野球に転身し、広島南リトルシニアというチームで活躍していました。
捕手を続けていましたが、肩が強いことので監督から投手をやってみろと言われ、やってみるとバッチリハマりました。
広島南リトルシニアの先輩が広陵高校に進学することが多かったことや、広陵高校野球部との絡みがあり、同高校を目指します。
高校時代
広陵高校では1年生の秋から控えとしてベンチ入り。
2年夏の本大会初戦･二松戦で全国デビューし､敗戦の中で1回1K､1安打0封の実績を残す。
秋の新チームで主戦の座を掴み､県大会優勝､中国大会優勝を達成した。
西純矢と投げ合った中国大会準決勝で8回4安打7-0完封勝ちを記録。
3年の春の選抜に先発で登板し､初戦4球目にいきなりの150㌔を計測。
その後はスピードを抑えた投球で試合を作り、光星を3安打に封じて2対0完封勝ちを挙げた。
この好投で一躍プロの評価を高めるも､続く東邦戦は2対12で大敗。
3年夏の県大会は広島商業に5対13（4失策）の大差で敗れベスト4で敗退。
0-3の3回2死から救援で登板したが、相手の勢いにのまれ、3.2回5失点、自責3で降板となった。
プロ注目ながらも志望届は提出せずに大阪ガスに入社します。
大阪ガス時代
大阪ガスでは一年目から公式戦に出場します。
9月に行われた都市対抗予選ではリリーフとして3試合に登板し計3回を無失点に抑えます。
11月に行われた都市対抗では初戦のHonda戦でデビュー。
リリーフ登板し2回無失点に抑えるもチームは敗戦となっています。
大阪ガス時代：二年目に日本選手権でMVP
二年目の7月に行われた日本選手権では初戦の東海REX戦でデビューすると5安打完封勝利を挙げます。
続く西部ガス戦では6回無失点、準決勝のHonda戦で自己最速を更新する151km/hを記録しています。
続く決勝の三菱重工East戦では、2回無失点に抑え優勝に貢献します。
計19投球回で無失点に抑えたことでMVPを獲得しています。
大阪ガス時代：「社会人NO.1投手」
9月に行われた都市対抗予選では、大和高田クラブ戦、NTT西日本戦で先発し勝利に貢献。
都市対抗出場を決めます。
12月に行われた都市対抗では初戦の伏木海陸運送戦で9奪三振完封勝利を挙げます。
次の試合では登板が無く、チームは敗戦となっています。
ただし、JABA主要大会で最多6勝（0敗）､防0.21（1位）を記録し､高卒2年目で投手ベスト9に輝きました。
他にも、最多勝利投手賞、最優秀防御率賞を獲得し、高卒2年目右腕が投手タイトル3冠に輝いた。
これは「ミスター社会人」と言われるトヨタ自動車・佐竹功年の14、16年に次ぐ2人目。
7試合6勝0敗、43回イニング、自責点1で防御率0.21。
誰もが認める「社会人NO.1投手」へと成長を遂げた。
大阪ガス時代：2022年ドラフト年に不調
ドラフト解禁年の2022年はプロのスカウト陣に注目されたが、コンディションを崩して苦しんだ。
7月の都市対抗1回戦・JR東日本戦で５回途中5失点KOで、チームもコールド負けを喫した。
直球に力強さがなく、本来の調子が出なかったのは「扁桃周囲腫瘍」のせいだった。
昨年の輝きが強かった分、悔いが残るような結果だった。
河野圭(かわのけい)の入団拒否の原因は、病気と輝かしい経歴
以上が入団拒否を考える理由になるのかなと思います。
すべては病気から始まりましたが、2年目があまりにも良かったのでそのイメージがどうしても定着してしまい、自分の中で納得できないというのが入団拒否の理由なのかなと思います。
ただ個人的には、来年になったからといってドラフトに再度指名される可能性は必ずしもないですし、プロ入りしてしまえばドラフトの順位なんていうのは、全く関係ないです。
活躍すれば良いことだと思います。
できれば、広島カープに入団してもらい、悔しさは試合で活躍することで晴らして欲しいなと思います。
